近年、「整形外科や理学療法と並行してピラティスを行う人」が急増しています。特に、慢性的な肩こり・腰痛・膝痛、姿勢不良、産後の骨盤トラブル、スポーツのケガ再発予防など、医療分野と密接に関わる課題に対して、ピラティスは非常に高い効果を発揮します。
医療機関では痛みの原因を特定し、施術やリハビリで機能改善を行います。しかし、症状の根本である身体の使い方・動きのクセを改善することは、短時間の治療だけでは完全には難しい場合があります。そこで活用されているのがピラティスです。
ピラティスは、呼吸を用いながら体幹と深層筋（インナーマッスル）を正しく働かせ、骨格の並び（アライメント）を整えるエクササイズです。理学療法士がピラティスを推奨する理由は、「痛みの部位を直接鍛えるのではなく、身体全体の連動性を改善する」点にあります。
例えば、腰痛の場合、多くの人が「腰を揉む」「腹筋を鍛える」ことだけを意識します。しかし実際には、骨盤や肋骨の位置、呼吸の浅さ、股関節の可動域不足、肩の緊張など複数の要因が重なり合って痛みが生じます。
マシンピラティスでは、リフォーマー等の補助によって、負荷を調整しながら正しい関節運動パターンを学習できます。無理な力みを抑え、正しい位置で筋肉を使うことで、医療の治療効果をさらに高めます。
また、理学療法では通常「患部中心のリハビリ」が行われますが、ピラティスは全身を統合的に鍛えることが特徴です。そのため、ケガの再発防止や姿勢改善において非常に高い効果があります。海外では、整形外科やクリニック内にピラティス専用スタジオが併設されるケースが一般的で、医療とピラティスを組み合わせたハイブリッド型サポートが主流となっています。
特にアスリートは、筋力や柔軟性に偏りが生じやすく、パフォーマンス低下やケガにつながることがあります。そのため、「身体を整える目的のトレーニング」としてピラティスは不可欠であり、世界的に採用チームが増え続けています。
もちろん、一般の人にとってもメリットは大きく、ピラティスは痛みがある人や運動が苦手な人ほど効果を発揮します。なぜなら、マシンのサポートにより正しいフォームが自然に導かれるため、失敗しないトレーニングが行えるからです。
医療で痛みを取り、ピラティスで身体の使い方を改善する。
この2つを組み合わせることで、痛みを繰り返さないカラダづくりが可能になります。
Pilates MUSE（京都・四条大宮）では、理学療法の知識を持つ専門トレーナーが、個別の身体の状態に合わせてレッスンを行います。
「治療後の再発防止」「姿勢改善」「ケガ予防」「産後ケア」など、目的に応じたサポートが可能です。
もし長年同じ痛みを繰り返しているなら、解決に必要なのは“根本改善のための正しい動き”かもしれません。
医療とピラティスの併用で、あなたの身体は確実に変わります。
体験レッスンは随時受付しております