ピラティスコラム

調子の「波」に振り回されない。いま注目の「サイクルシンキング」で、生理周期に寄り添うゆるやかな運動とセルフケア

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最近、こんな感覚はありませんか?

「先週はあんなに動けたのに、今週はなんだか身体が重い」
「同じ運動なのに、日によってきつさが全然違う」
「やる気が出ない自分を、つい責めてしまう」
「調子のいい日と悪い日、なにか波がある気がする」

そんな経験、ありませんか?

その「波」、もしかすると生理周期と関係しているかもしれません。

いま、海外を中心に注目されているのが「サイクルシンキング(Cycle Syncing)」という考え方。

自分の周期のリズムに目を向けて、運動や過ごし方をゆるやかに調整していくセルフケアです。

この記事では、サイクルシンキングの考え方と、がんばりすぎない取り入れ方をご紹介します。

サイクルシンキングってなに?

女性の身体は、およそ1か月のリズムの中で、コンディションが少しずつ変化するといわれています。

サイクルシンキングは、その変化を「敵」ではなく「リズム」としてとらえ、自分に合わせて過ごし方を選んでいこうという考え方です。

一般的には、周期を次の4つの時期に分けて考えることが多いです。

  • 生理中:身体を休ませたい時期
  • 生理後〜排卵前:気持ちも身体も前向きになりやすい時期
  • 排卵前後:活動的に過ごしやすいと感じる方が多い時期
  • 生理前:むくみやイライラなど、ゆらぎを感じやすい時期

ただし、感じ方には大きな個人差があります。

また、周期に合わせた運動の効果については、研究でもまだはっきりした結論は出ていないといわれています。

だからこそ、「教科書どおりにやる」より、「自分の身体の声に気づくきっかけ」として取り入れるのがおすすめです。

周期と体調の「あるある」

① 生理前は、運動する気になれない

「ウェアに着替えるのも、なんだかおっくう」

生理前は、身体が重く感じたり、気分が落ち込みやすかったりする方も多い時期です。

そんなときに「いつもどおりがんばらなきゃ」と思うと、心も身体も疲れてしまいます。

この時期は、強度を少し落として、呼吸やストレッチ中心にするのもひとつの方法です。

② 調子がいい週は、ついがんばりすぎる

「今日は身体が軽い!と思って、やりすぎてしまった」

生理後から排卵前にかけては、前向きな気持ちになりやすいと感じる方もいます。

新しいことを始めたり、少し負荷を上げてみたりするのに向いているかもしれません。

ただ、翌日に疲れを残さない程度の「ちょっと物足りない」くらいでとどめておくと、長く続けやすくなります。

③ 生理中は「動いちゃダメ」と思っている

「生理中は運動しないほうがいいんですよね?」

体験レッスンでも、よくいただく質問です。

体調がつらいときは、もちろんしっかり休むことが一番。

一方で、無理のない範囲でゆっくり身体を動かすと、気分転換になったと感じる方もいらっしゃいます。

「休む」も「動く」も、その日の自分が選んでいいのです。

なお、痛みが強い、周期が大きく乱れているなど気になる症状がある場合は、婦人科に相談してくださいね。

なぜ「周期を知る」ことが大切なの?

調子が出ない日があると、「私って意志が弱いな」と感じてしまうことがありますよね。

でも、もしかするとそれは、身体のリズムによる自然な変化なのかもしれません。

  • なんとなく不調な日の理由が見えてくる
  • 予定や運動の強さを、前もって調整しやすくなる
  • 「できない日」の自分を責めにくくなる
  • 体調の変化に早く気づくきっかけになる

周期を知ることは、自分にやさしくなるための、ひとつの手がかりになります。

今日からできる、サイクルシンキングのはじめ方

  • まずは生理日と体調をアプリや手帳にメモ
  • 「よく眠れた」「むくみやすい」など、ひとことでOK
  • 2〜3か月続けて、自分の波のパターンを観察
  • 調子のいい時期に、新しいことや少し強めの運動を
  • ゆらぎやすい時期は、呼吸・ストレッチ・散歩中心に
  • 大事な予定は、なるべく調子のいい時期に
  • どの時期も、温かい食事と睡眠を大切に

完璧に合わせる必要はありません。

「今はこういう時期だから」と、自分に声をかけてあげるだけでも十分です。

ピラティスは、どの時期にも寄り添いやすい運動

ピラティスのよいところは、その日のコンディションに合わせて強度を調整しやすいこと。

呼吸でリラックス

ゆらぎやすい時期は、深い呼吸を中心にしたやさしい動きで、心と身体をゆるめる時間に。

呼吸に意識を向けることで、気持ちが落ち着きやすくなったと感じる方もいます。

体幹を育てる

調子のいい時期は、体幹を使うエクササイズで、少しチャレンジを。

体幹が安定すると、日常の動きも軽やかになりやすくなります。

姿勢を整える

骨盤まわりや背骨をていねいに動かすことで、こわばりやすい腰まわりのリセットにも役立ちます。

マシンピラティスなら、スプリング(バネ)の調整で、同じ動きでも「やさしく」から「しっかり」まで変えられます。

運動が苦手な方も、パーソナルレッスンなら、その日の体調をうかがいながらメニューを決められるので安心です。

おうちでできる、ゆらぎ期のセルフケア

身体が重い日や、生理前のなんとなく不調な日に試してみてください。

① 横向きの深呼吸(1〜2分)

  • 横向きに寝て、膝を軽く曲げます
  • 上の手を肋骨に添えて、鼻から吸って肋骨をふくらませます
  • 口から細く長く吐きながら、肩の力を抜きます
  • 反対向きも同じように

② チャイルドポーズ(5呼吸)

  • 正座から上半身を前に倒し、おでこを床やクッションにあずけます
  • 背中が呼吸でふくらむのを感じます
  • 腰まわりがじんわりゆるむのを味わいましょう

③ 仰向けで骨盤ゆらゆら(30秒)

  • 仰向けで膝を立て、骨盤を左右に小さくゆらします
  • 力を入れず、心地よいリズムで

つらいときは無理をせず、横になって休むことを優先してくださいね。

自分をいたわる時間をサポートするアイテムも

道具に頼りすぎず、あくまで習慣のひとつとして取り入れるのがおすすめです。

そのうえで、冷えが気になる季節には、充電式の湯たんぽもひとつの選択肢。

お腹や腰にそっとあてて深呼吸するだけで、ほっとひと息つける時間がつくれます。

カバーの手ざわりや大きさで選ぶと、使う時間がもっと楽しみになりますよ。

また、毎日の栄養補給の習慣のひとつとして、朝の一杯を決めておくのもおすすめです。

サジー(シーベリー)の果汁を使ったドリンクは、ほどよい酸味で、水や炭酸水で割って楽しめます。

「朝はこれを飲む」という小さな決まりごとが、周期にかかわらず自分を整える合図になってくれます。

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まとめ

調子のいい日もあれば、そうでない日もある。

それは、女性の身体が持っている自然なリズムなのかもしれません。

サイクルシンキングは、そのリズムに「合わせなきゃ」と縛られるためのものではなく、自分にやさしくするためのヒントです。

動ける日は少しチャレンジを、ゆらぐ日はゆっくり呼吸を。

そんなふうに、自分のペースで身体と付き合っていけたら素敵ですね。

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